単記事
/ 2023.9.10

バックカントリー

おすすめスキーポール|2023-243シーズン注目!プロショップの「高評価」レビューのポール8点

writer : 藤井陽介

これがおすすめ

ギア選びでつい後回しにされがちだが、スキーポールが滑りのパフォーマンスに与える影響が決して小さくないことを体感している人は多いはず。重さやスウィングバランス、長さ、グリップの握りのフィーリングなど、微細な部分が重要だったりする。大自然がフィールドのバックカントリーでは、登行の補助などゲレンデとは全然違った使い方もする。では、どんなポールがいいのか? 専門知識が十分にないと「コレ!」というポールを選ぶのはやさしくない。
そこで助けになるのがプロショップ。蓄積してきた豊富な知識とユーザーからの声などを統合して、多面的にプロダクトを比較検討して評価するアドバイスは説得力がある。23-24シーズン、選眼力の高いプロショップスタッフが「これはいい」と高く評価する’23-24シーズンおすすめのポールたちを紹介しよう。

SINANO |FAST BC カーボン

特徴的なT字グリップは、中指・薬指・小指の3本でしっかりと上から握ることで、荷重がかけやすく、ポールの操作性を失わないよう設計されています。また、手のひらに荷重をかけやすい設計にもなっています。グリップ先端部に硬い素材を採用し、クライミングサポートの操作も快適です。超軽量アルミ&カーボンの組み合わせと、重心が手元になる設計によってスウィングバランスの良い、コスパ最高のバックカントリーポールです!

POLEFREAK|FAT-BLAST

あいう

 

 

高強度アルミの抗張力引き抜きによって製造された超軽量ポール。繋ぎ目のないアルミシャフト表面にshot加工(サンドブラスト)加工を施し、表面硬度と最高のバランスを実現したモデル。3色のパウダーリングや3色の天然皮革製ストラップや、なんと手曲げ加工によるカスタマイズも可能。たった一人のポール職人が作っているので、数に限りがあるのもレアです。’23-24シーズンはチタンが出るとか出ないとか!?

作り手の職人さんはボクのよく知る方です。彼の想いはこんなところです。
「このポールを手にした スキーヤー、テレマーカー、スノーボーダー、山岳スキーレーサー、トレイルランナー、ハイカー、ウォーカー、はたまた、アルピニストまで、いろんなフィールドで 出会った人達が、「あっ!お前もフリーク!」って言ってもらえるようなポールを作りたい。そんな気持ちでスタートしたポールブランドなんです。作り手が遊び手。遊び手が作り手。使ってくれる人達の笑顔を思いながら作ったポールです」。

昨シーズン、プライベートで滑りに行った際、白馬乗鞍の宿「チャミンゴ」の前でどしゃ降り雨のなか、見知らぬスキーヤーに声をかけられたんですが、その人の手にはボクと同じモデルのPOLEFREAKがありました。

KANG|FLAX ALL-MOUNTAIN

KANGは亜麻や竹、リサイクル可能なアルミニウムを使用していて環境に配慮された素材で作られています。今回私が選んだFLAX ALL-MOUNTAINは亜麻を100%使用してます。前モデルはカーボンを30%使用してましたが、素材を100%亜麻にすることでさらにCO2の排出量を抑えより環境に配慮されています。KANGポールは、各モデルでカラーバリエーションが豊富だったり、デザインが北欧らしくて洗練されているところもオススメです。僕たちは自然のなかで遊ばせてもらっているので、使う道具を選ぶ際も少しでも環境に貢献できるようなものを選びたいと思ってます。

Writer /この記事を書いた人
自己紹介(無制限)が入ります。 TGR(Teton Gravity Research)から公開されたWILLEY MILLERのウェビソード「ON SCENE」。そのエピソード3はカナダ・ゴールデンを拠点に活動する植木鹿一がフォーカスされている。サブタイトルには「IN SEARCH OF SHIKA」。「鹿を求めて」といった漢字表記もあり、まさに主役級の扱いだ。 海の向こうで一線級のライダーとセッションし作品を残すのは、なかなか痺れる展開だ。 そこで、当の本人、植木鹿一から映像では伺いしれない撮影時の様子をレポートしてもらった。まずは肝心の映像をチェック!!